山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『馬を愛した男』銅版画 手彩色

1990年制作 ソフトグランド・エッチング、手色彩 限定部数80レイモンド・カーヴァ―の最後の妻であるテスによる初の短編集。著者の家族をモチーフにした小説で、表紙に描いたのは大酒飲みの父親のイメージ。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ、大阪育ち。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。書籍の装丁、挿画からパブリック・アートまで幅広く活躍。近年は絵画に音楽や詩を融合させ、ジャンルを超えたコラボレーショも。書籍の近作には俳名「山猫」で詠んだ俳句と新聞に連載された銅版画を組み合わせた『山猫画句帖』。2024年もさまざまなプロジェクトが進行中。

山本容子作(ヤマモトヨウコ サク)/『鳥の歌 2-green』銅版画 手彩色

1998年作 ソフトグランド・エッチング、グワッシュ 限定部数50こちらも和歌山県立医科大学附属病院に収められたもうひとつの壁画作品の原画。キリストの生誕を祝う、カタルーニャの民謡がテーマ。「大空を帝王ワシが舞うという歌詞の視点を意識して、円状に音符を並べています」。●山本容子さんプロフィール銅版画家。'52年、埼玉県生まれ。'78年、京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で洒脱な線描と色彩で、独自の版画の世界を確立。近年は、治癒効果を高める病院設置の作品(アート・イン・ホスピタル)にも精力的に取り組んでいる